MVNO事業者「FREETEL」の「データ専用+SMS」SIMを使い始めてから3か月が経過しました。ASUS(エイスース)のSIMロックフリースマートフォン「Zenfone 5」に装着して使っています。
一般的には「格安SIM」、「格安スマホ」などと呼ばれていますね。
音声通話用にはソフトバンクのフィーチャーフォンを契約しており、いわゆる「2台持ち」状態です。
3か月間使ってみた感想を言いますと、「MVNOはライトユーザーの私には最適だった!」となります。
あくまでもライトユーザー視点で見るとというところがポイントです。
通信コストや回線スピード、私のライトユーザーっぷりから何がどうのように最適だったのかを詳しくお伝えします。
気になる通信コストと回線スピード 料金は安く、スピードも十分
通信コスト(料金)は?
まずは私がこの3か月でFREETELに支払った料金からです。
料金プランは「使った分だけ安心プラン(ドコモ回線)」の「データ専用+SMS」で、従量課金制の料金プランです。データ専用ということで音声通話はできません。
年 月 | 料 金 | 適用通信量(LTE) |
---|---|---|
2015年11月分 | 1,125円 | 1~3GB |
2015年12月分 | 1,125円 | 1~3GB |
2016年1月分 | 692円 | 100MB~1GB |
データ通信のみの料金とはいえ、個人的には十分安いと思います。
このFREETELのデータSIMを契約する前はNTTドコモのモバイルルーターを契約していたのですが、このルーターのSIMカードをスマートフォン「Zenfone 5」に装着して1年以上使っていました。その期間も含めて、月当たりの実際のデータ通信量は1~1.5GBのときが多かったです。
2016年の1月については、1GBまでいかなかったんですね。私のライトユーザーっぷりがうかがい知れます。
参考までに回線速度を測定してみた
LTEの回線速度をアプリを使って測定してみました。回線速度は日付、曜日、場所、時間帯によって大きく変化すると思われます。あくまでも参考程度にご覧ください。
測定環境は以下の通り。
- 測定用端末:ASUS(エイスース) Zenfone 5
- 測定に使ったアプリ:「ドコモスピードテスト」
- 測定日時:2016年2月17日(水曜日) 19時21分と19時50分の2回
- 測定場所:北関東のとある場所
測定時刻 | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) |
19:21 | 23.75 | 23.91 |
19:50 | 23.93 | 24.79 |
私はモバイルデータ通信で動画を見ません。ニュースのまとめアプリを使ったり、ブラウザでのネットサーフィンがほとんどです。
ですので速度は十分すぎるほどですね。実際の使用感についても何の不満もありません。
仮に「YouTube」などで動画を試聴したとしても問題ないレベルだと思います。
同じスマホを2年間使うことを想定して計算すると・・・ 月々「4,313円+通話料+通信量(ガラケー)」だった!
私の場合の音声通話用のフィーチャーフォンとスマートフォン、2年間同じものを使うと想定して1か月あたりのコストを計算してみます。
私が使っているスマートフォン「Zenfone 5」は、家電量販店で税込32,184円で購入しました。これを2年間使うと想定すると、1か月あたりのコストは1,341円になります。
次にスマホの通信料金。私の月当たりの実際のデータ通信量は1~1.5GBが多かったので、毎月この量を使うとするとFREETELでは、1か月あたり1,125円の支払いとなります。
最後にフィーチャーフォン(ガラケー)の料金。ソフトバンクとの契約でキャリアメールを使える状態にしてあり、端末の修理保証などのオプションを付けています。
1か月あたりの支払額は1,847円+通話料+通信料となります。
合計してみます。
1カ月当たりのスマホ代金 | 1,341円 |
1カ月当たりのスマホ通信料金 | 1,125円 |
1カ月当たりのフィーチャーフォン料金 | 1,847円+通話料+通信料 |
合 計 | 4,313円+通話料+通信量(ガラケー) |
4,313円+通話料+通信量(ガラケー)ということで、キャリア契約のスマホを使うのと比べると、そこそこ安く運用できているのではないでしょうか?
繰り返しますが、これは「2年間同じ端末を使う」ことを想定した計算結果です。ですのでもっと長く3年、4年使用したりすると、さらにコストは低くなっていくということになります。
スマホライトユーザーにとってMVNOは最適! ただし注意点があるのも事実・・・
私の運用状況を見てきましたが、スマホライトユーザーにとってはコスト面と回線速度などの性能面の両面から見て、MVNOは最適だと思います。実に快適で、これで全然十分という感じです。
逆に、通信量を多く使う、スマホの利用時間も長いといったヘビーユーザーにとってはどうでしょうか。
私の契約している「FREETEL」では、LTEの高速通信を10GBまで利用することができます。もちろんその分利用料金も段階的に高くなりますが、キャリア契約のスマホと比べても毎月の支払額を安く抑えることができると思います。
ただ問題は、端末のほうです。ヘビーユーザーの方々にとっては、私の使っているようないわゆる「格安スマホ」では物足りないかと思います。そうなると高性能な端末を購入することになりますが、やはり高価です。
そしてヘビーに使用すれば傷みも早く、なによりバッテリーの劣化が問題となってくるでしょう。
今のところ端末に対してのサポート体制はキャリア契約のほうが手厚いと思いますので、ヘビーユーザーにとってはMVNOよりもキャリア契約のスマホのほうが、長い目で見ればいいのかなと感じます。高性能な端末を安く手に入れることもできますし、ヘタったバッテリーの交換修理のときに代替端末の貸し出しもしてもらえるようですし・・・。
しかし、よく調べればヘビーユーザーにとって最適なMVNOがあるかもしれません。
MVNOの注意点
場合によってはSIMカードの「APN設定」など、端末で通信ができるようにする設定関係のことを自分でやらなければならない必要があったりします。個人的にはMVNO事業者から提示されている手順通りにやれば簡単にできることだと思うのですが、ネット上ではよく分からなくて結局できなかったという話も見かけたりします。このへんは注意点といえるでしょうか。
また、スマートフォン自体の操作がよく分からなくてどうしてよいか分からず、契約して後悔したという意見も見かけたりしました。操作に関してはメーカーに問い合わせるしかないですかね。キャリア契約では数多くあるショップに行けばなんでも答えてくれると思いますので、このあたりもMVNOの注意点でしょう。
自分に合ったMVNOを見つけよう!
先の注意点をクリアできれば、料金も安く、回線速度などの性能も今日ではライトユーザーにとってMVNOはやっぱり最適だと思います。もちろん「すべてのMVNO事業者が」とは言いませんが・・・。
料金については、私の契約している「FREETEL」以外にもMVNO事業者はたくさんあり、ホームページで公開されているので簡単に調べることができますし、回線速度についても、各MVNO別に実測データを公開しているサイトなどで知ることができます。
通信の利用の仕方は人それぞれですので、よく調べて自分に合ったMVNOを見つけたいですね!
【参考サイト】
・FREETELホームページ(外部リンク)
以上、「MVNO(FREETEL)のSIMを使って3か月。ライトユーザーの私には最適だった!」の記事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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